おばあちゃんになっても与え続けられる人でいたい
先週末、父方と母方のおばあちゃん家に
行っていたのだけど
2人の生き方が全く違っていて
改めて驚いた話。
父方のおばあちゃんは
カリスマ専業主婦。
なんでも家で作れて、めちゃめちゃ美味しい。
家で花嫁修行前の女の子を預かって教えたり、
パッチワークでカバンとか置物を作ったり教えたりしている。
家のことはおばあちゃんに聞けば
完璧に教えてくれる。
お弁当もお店で売ってるような
幕の内弁当を家で作って持たせてくれるし
御節もすべて手作りで
1人で3段作って残りを近所に配っているほど。
おじいちゃんを献身的に支え続けて
頼まれて近所の人のヘルパーをやったり
地域でおばあちゃんを知らない人はいないほど。
地元のスーパーでも、銭湯でも
どこにいっても
おばあちゃんの友達に話しかけられる。
人望の厚さはすごい。
それとは対照的に、
母方のおばあちゃんは
78歳は現役看護婦として働いていて
週5で朝9時-17時で働いている。
月の給料は私と同じくらい笑
でもまだ納得いってないみたいで、
もっと他の病院の人は貰ってるから
転職しようかな、というアグネッシブな
おばあちゃん。
この前は
「表面は優しいふりしとるけどな、みんな看護婦は、患者のことを金やと思ってるでな」
という面白いおばあちゃん。
まだ耳もいいし、目もちゃんと見えてる。
最近スマホに乗り換えて
ラインを使って写真を送ってきたり
電話をかけてきたりする。
何よりすごいのは
一緒に旅行に行ったりしても
おばあちゃんの方が歩くの早いし、
ご飯をおかわりしたり、私よりもよく食べる。
2人とも私の自慢のおばあちゃんだ。
やっていることは違えど、
どちらもそれぞれ自分の力を使って
誰かの役に立っている。
その手段として
料理っていう武器だったり
看護婦っていう資格だったり。
年齢とともに体力は落ちているはずなのに
やってもらったり、与えられるだけではなく
おばあちゃんになっても
与え続けられる人になっていたいと
強く思う。
自分には何だったら
与え続けることができるんだろう。